ガストが2009年6月25日に発売予定のPS3ソフト「ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~」のオープニング曲「Falling, The Star Light」の歌い手であるロックバンド「ジギタリス」のボーカル兼ギタリストの山本美禰子さんと、今作のBGMを手がけられた中河健さんにお話を伺いました!
また、ご応募いただいた方の中から抽選で5名の方に、山本美禰子さんと中河健さんのサイン入りチェキをプレゼントいたします☆(詳しくは記事をご覧下さい)
ガストのPS3用新約錬金術RPG「ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~」が、2009年6月25日に発売されます。
価格は7,140円(税込)。
「ロロナのアトリエ」は、錬金術を題材にしたガストの「アトリエ」シリーズ最新作です。プレイヤーは、14 歳の新米錬金術士ロロライナ・フリクセルとなって、営業停止に追い込まれたアトリエを再建していくことになります。
ゲーム中、錬金術を用いてアイテムを作り出し、人々からの依頼をこなしてアトリエの再建を目指します。
フィールドでは錬金術の材料を集めるために奔走することになり、時にはモンスターに襲われたりと波乱に満ちた毎日を送ることになります。
作成できるアイテムは充実の約100 種類で、同じアイテムでも使った素材によって大きく効果が変化します。
物語の結末にはマルチエンド方式を採用。
プレイヤーのとった行動が、30 種類以上あるエンディングに影響を与えます。
<ストーリー>
大陸の片隅にある小さな王国、アーランド
かつては、人口も少なく他国との交流もない貧しい国でしたが
ある日、近くの遺跡から「機械」と呼ばれる文明が発見されてから国の様子は一変
街の誰もが裕福な暮らしを送る国になりましたそんな街の中にぽつんと建っている、錬金術のアトリエが一つ
昔はそれなりに繁盛していましたが、機械のおかげでみんな豊かになったためか、
はたまた、ぐうたらな店主が全然仕事をしないせいか、今ではお客さんが一人もやって来ませんそんなアトリエにある日、国からの使いが来てこう言いました
これから三年以内に、きちんと仕事ができることを証明できなければ、
アトリエの営業許可を取り上げる、としかし、それを聞いた店主は相変わらずやる気のない様子で
アトリエの全てを弟子に任せて、どこかに遊びに行ってしまいました残されたのは、突然重大な責任を負わされておろおろする一人の少女
少女の名前はロロライナ・フリクセル。街の人達からはロロナと呼ばれています
今回は、この「ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~」のオープニング曲「Falling, The Star Light」の歌い手であるロックバンド「ジギタリス」のボーカル兼ギタリストの山本美禰子さんと、今作のBGMを手がけられた中河健さんにお話を伺いました!
また、ご応募いただいた方の中から抽選で5名の方に、山本美禰子さんと中河健さんのサイン入りチェキをプレゼントいたします☆
以下、インタビュー内容です。
●ゲームラビット読者へ、簡単な自己紹介をお願いいたします。
中河さん:
「アトリエシリーズ5 作目から関わっています。
ヴィオラートのアトリエ、イリスのアトリエシリーズ、マナケミアシリーズ
今回のロロナのアトリエはメインでBGMを担当しています。
また、アルトネリコシリーズのBGM、その他アレンジCD などに参加しています。」
| 良い曲作りのためには妥協はしないという中河さん。 |
山本さん:
「ジギタリスというロックバンドのボーカルとギター、作詞作曲を担当しています。
ジギタリスとしてアルバムが2 枚発売中で、近々3 枚目が発売される予定です。
ボーカリストとしての活動は今回がはじめてで、抜てきしていただいたという感じです。
これから、ソロでも活動していけたらなと思っています。」
| 今回、山本さんは歌声によるキャラクターの表現に力を入れ、 実はオープニング曲の中にもさまざまな表現を取り入れたそうです。 後半のアレンジが特にお気に入りという、 オープニングがフルに収録されているサウンドトラックは必聴の価値ありです。 |
●山本さんへ質問です。オープニング曲の歌い手に決まった時の感想をお願いします。
山本さん:
「もともとセカンドアルバムを出した時に、アニメやゲームのサントラが好きな方からの反響がすごく大きくて、そのつながりで今回のお話をいただきました。
なので、なるべくしてこうなったと言うか…自分の蒔いた種が、こういうカタチにつながってすごく嬉しかったです。」
| 決められたテーマの中で、ロロナを表現するにはどうしたらいいのか、 試行錯誤で挑んだオープニングも納得の出来です。 |
●中河さんへ質問です。どのようなコンセプトで楽曲を作成されましたか?
中河さん:
「ディレクターの要望で、北欧音楽…ケルト音楽にしたいということで、ゲーム中のBGM はおおよそケルト音楽のような仕上がりになりました。
また、ゲームのコンセプトが初期のアトリエ風を目指していたので、初期作品の音楽性も取り入れていきました。
結果的には、ベタなノリと3拍子、シンプルな楽曲をイベントシーンで使い、フィールドはケルト音楽という方向にまとまりました。
ディレクターとしては、フィールドは環境音楽のようなBGM にしたいということだったのですが、私としてはサウンドトラックを買ったユーザーさんが楽曲単体で楽しめるものにしたいという想いもあったので、綿密に打ち合わせをして落としどころを探っていった感じですね。
普通の少女が錬金術士として成長していく過程を描いた物語なので、シリアスなものよりも、明るく優しい曲調が多くなっています。
プレイしていただいたお客様の感想として、アトリエシリーズはファンタジー世界で生活しているような感じがあって好きだという声もあるので、日常生活っぽい楽曲が多いのも特徴ですね。」
| とても人当たりのよい気さくな中河さんですが、 頑固なクリエーターとしての信念を感じさせる表情も… |
●“歌い手”、“作曲者”という「作り手」としての「ロロナのアトリエ」の印象を教えて下さい。
中河さん:
「ロロナは、やたらと師匠にいじられるというか、ドジッ子というか…最初はあまりイメージがわからなくて。
童話の世界に出てくる赤ずきんちゃんのようなイメージでした。
でも、岸田メルさんのイラストが出来てきてからは、こういう子なのかなという明確なイメージが見えてきました。
それまでBGM は暗中模索なケースも多かったので。
キャラクターテーマは、設定資料に加えてイラストも参考にしました。
プレイヤーはやはり絵のイメージからどんなキャラクターなのかなというところを感じ取るので、イラストのイメージにあわせて作っていった方がいいかなと。」
山本さん:
「まず、最初にお話を頂いた段階では、アトリエシリーズについて不勉強で知らなくって。調べていくうちに何作も続いている有名なシリーズなんだと知りました。
一度聞いてみようとも思ったのですが、逆にそれまでのタイトルの楽曲を聞いてしまうと、そこにイメージがとらわれてしまいそうだったので、あえて聞かないようにしました。
それからレコーディングの日までは、頂いた楽曲から受ける印象を昇華することに専念しました。
いざレコーディングの時には主人公がどんな女の子で、何歳くらいでというのを中河さんからお聞きし、それにあわせて自分の歌声を作っていくという感じで。中河さんとエンジニアさんとで協力しながら、歌声のイメージを作っていった感じです。」
●お2人はロロナのアトリエはプレイされたのでしょうか?もしされていましたら、“プレイヤー”としての「ロロナのアトリエ」の印象を教えて下さい。
中河さん:
「デバック(プログラムの誤り「バグ」を探し、取り除くこと)作業でプレイをしました。
今回のディレクターは、プランナー(企画を立てる人)の中で一番昔の『アトリエ』を知っている者が担当しています。
そういうこともあって、安心してプレイできました。」
●「ロロナのアトリエ」を作る上で大変だったことはなんですか?
中河さん:
「初のプレイステーション3 でのタイトルということで、開発は大変困難でした。
特にプログラマーは苦労をしたんじゃないかと思います。
最初は滑り出しが悪くて、いろいろなことがありましたが、ディレクターがプランナーとしてのキャリアが長かったこともあり、最後の方でのバランス調整は驚くほどスムーズにできました。
一日ごとに見違えるように印象が変わっていきましたね。
ディレクターの味が出ている、よく出来た作品だと、私は思います(笑)」
| 社内で、これが武器だと胸を張れる曲を生み出すために妥協はしないという中河さん。 |
●今回の作品は『原点回帰』ということですよね。
中河さん:
「そうなんです。
ただ、ユーザーとしてプレイ経験のある社員はたくさんいるのですが、初期作品に関わってきたスタッフがもうほとんど社内に残っていないくて。
今回はその初期の血統を受け継いでいるプランナーがディレクションを担当すると言う事で、古くからのファンにも本当に楽しんでいただける作品になったと思います。
また、3D になったことで、フィールドを歩いているだけでも新鮮ですよ。
ただ、2Dのイメージも捨てたくないというのがあって、なるべくイラストのイメージを損なわないように3D化することにこだわりました。
本当にまったりした作品になりましたね。
3D化した戦闘は演出もこっていておもしろいので、ぜひ遊んでほしのですが、今回はゲームの設定上、少し控えめに調整がされています。
それから、今回、日数経過のシステムが復活しているので、目的を決めて遊んでいないと、いつの間にか時間が過ぎてしまったり、1 度では遊びきれないボリュームです。
キャライベントも、ひとりひとりのキャラクターにエピソードがあるなど、アトリエらしく展開していきますので、古くからのファンにはたまらないと思います。
かわいらしいキャラからイケメンキャラまでそろっているので、女性のプレイヤーにもおすすめです。
そういえば、武器屋のおやじさんも初代の声優さんで復活しています。
実は、おやじさんのイベントでしか聞けない楽曲もあるので、ぜひプレイして聞いてみて下さい!
今回、ゲームクリア後に、ゲーム内BGM を聞けるモードが追加されるのですが、ここでは一度ゲームで聞いた楽曲しかリストに表示されないので、一度でも聞かないと追加されないんですね。
ぜひ全曲揃えて欲しいですね。
また、今回のスタッフロールは、アニメもちょっと再生されるようなリッチな仕様です(笑)。」
| 笑いの絶えない、とても楽しい雰囲気で取材をさせて頂きました。 |
●これからプレイするユーザーに向けて、こういうところに注目して遊んでほしいというところはありますか?
中河さん:
「これまで箱庭型といわれてきたアトリエシリーズですが、今作はフィールドがかなりよくできていて自然な感じになっているなど、グラフィックがかなり綺麗です。
また、キャラクターイベントが昔のようにひとりひとりついているのでぜひ全員のイベントを楽しんでいただければと思います。
1サイクルはそんなに長くないので、何度もプレイしやすいかと思います。」
| ロロナのアトリエには、何度も楽しめる魅力があると語る中河さん。 |
●注目してほしい、おすすめ!というキャラクターは誰ですか?
中河さん:
「うちの会社(ガスト)がそんなに大きな会社ではないので、デバックの際にどのキャラクターをパーティーに入れてやると言うのを割り振るんですね。
ジオっていうおじさんがいるのですが、誰もプレイしていなくて、「お前ジオで遊べ」って言われてジオでプレイしたので、ジオには思い入れがあります。
かなり強いので、戦闘では本当に役に立ちます。
なので、ジオを雇わないと大変な事になります!(笑)」
山本さん:
「キャラクターについてはあまりわからないんです(笑)。
歌った段階では、「無茶ぶりか!」っていうくらい情報が無かったので。
ただ、公式サイトに使われているロロナちゃんのイラストを見て、楽曲からイメージして作り上げていった歌声と絵が、かけ離れていなくて「よかった」って思いました。
弱気な女の子だと聞いていたので、あえて震えるように歌ったりなどしました。
あえて外してうたっているような雰囲気を、楽しんでいただければと思います。
ジギタリスの方では全然違う感じで歌っているので、そちらも是非あわせて楽しんでいただければと思います(笑)
私もケルトやアイリッシュなどの民族音楽が好きで、ジギタリスでも民族っぽい歌い方をしていて。そういうところを聞いていただいて、今回お仕事を頂けたのかなと思います。
ベースのところにある世界観は、何かアトリエシリーズと通じるものがあるように感じています。
ファンタジーや錬金術とか好きなので、今回からゲームをやってみようと思います。」
中河さん:
「PS3はお持ちですか?」
山本さん:
「友達が」
中河さん:
「トモダチのをパクっちゃうんですか?(笑)」
山本さん:
「ごめんなさい(笑)」
| ロロナのアトリエをとても気に入ったと話す山本さん。 |
●サウンドトラックについて
山本さん:
「個人的に、中河さんの音楽がすばらしいのでサントラもあわせて聞いて欲しいなと思います。」
中河さん:
「サントラは60曲ぐらい収録されていて、とてもバラエティにとんだものになっています。」
山本さん:
「オープニング曲のフルバージョンもサウンドトラックに収録されます。
途中でスキャットの部分があったりなどします。
わたしは、特に2番がすごく好きなので、ぜひみなさんに聞いていただきたいです。」
中河さん:
「ゲーム中では、そういう部分は聞けないので」
山本さん:
「2番は好きにしてもいいよということで、自由に表現をしました。
それから、サウンドトラックはブックレットも充実しています。」
中河さん:
「ブックレットでは私の顔写真で遊ばれてしまっています。
そこでしか聞けないというか、見れないものがあるので、ぜひご覧頂きたいです。」
山本さん:
「ぜひ楽曲の世界を意識して、プレイしていただけたらなと思います。」
中河さん:
「BGMの音量を大きくしてプレイして欲しいですね(笑)」
| ブックレットは、過去のイベントで登場した中河さんの顔がベースということで、 社内ではとても評判が良いそうです。 どのようなものになっているのかとても楽しみですね。 |
●ところで、サウンドトラックの早期購入特典の楽譜はどんなものですか?
中河さん:
「オープニングとエンディングのフルスコアになっています。
楽譜も手書き風になっているなど、こだわったものになっています。
店で購入された方への早期特典なので、すぐになくなってしまうかもしれないです。
お店に走って、特典ありますか?って聞いてみて下さい(笑)
もしかしたら予約でなくなってしまうかもしれないので…今すぐお店に走って下さい(笑)
山本さん:
「楽譜を見ていただければわかるのですが、コーラスがたくさん入ってます。」
中河さん:
「通常のジャケットに載らないバックコーラスが譜面には載るので、必見ですね。
レアアイテムです!
新しい歌い手さんを使う事で、世界が広がったらいいなと思います。
ゲームが音楽への入り口になったらいいなと思うので。」
山本さん:
「ジギタリスのCDもぜひ!(笑)」
中河さん:
「じゃあ、ガストショップでジギタリスのCDとあわせたジギタリスセットもつくればよかったですね!(笑)」
山本さん:
「これまでのアトリエシリーズで、わたしのようなロックバンドのボーカルを抜てきしていただくっていうのはなかったと思うんですね。
これをきっかけに、ゲームと音楽の新しい関係が少しずつ広がっていけば嬉しいなと思います。」
中河さん:
「出来上がった既製曲とのタイアップではなく、いっしょに作りあげたというか。
歌い手の特徴と、ゲーム会社側の目指す世界観がうまく融合できたかなと思います。
本当の意味でのコラボレーションかなと。」
| ロロナのアトリエに携わった思いを語る中河さんと山本さん。 |
●これから「ロロナのアトリエ」をプレイするユーザーに向けて、ひとことおねがいします。
中河さん:
「どこのゲームメーカーでも言うんでしょうけれど、本当に何度も遊べるゲームなので。
そういうスタイルのゲームなんですよ。
これからはじめてアトリエで遊ぶ方は、ちょっとうまくいかなかったといって、リセットするんじゃなくて、一回通して遊んで見た上で、何度もチャレンジしていただければと思います。思わぬ展開もありますので。
スタッフ一同が望んでいる遊び方だと思いますので、ぜひ何度も遊んでいただければと思います。」
山本さん:
「音楽も含めて、アトリエシリーズは世界観を「味わう」って言うところが強いゲームなんだなっていうのがわかったので、目的を決めて遊ぶのもすごく楽しいと思うんですけれども、音楽も含めた世界観をゆっくりと味わって欲しいなと思います。」
| 今回、とても幻想的で素晴らしい歌声を披露してくれた山本さん。 今後の活躍にも注目ですね。 |
お二人とも、長時間のインタビューお疲れさまでした。
今回は、「ロロナのアトリエ」の世界観のように、まったりまったりとしたアットホームな雰囲気でお話をうかがう事が出来ました。
音楽という面から「ロロナのアトリエ」を盛り上げようというお二人のこだわりは本当に素晴らしいと思います。
そこから生まれた曲も、とても素敵で、楽しみどころが満載の作品に仕上がったということですので、ゲームプレイをする時は、ぜひ楽曲にも注目してください。
ロロナの世界をもっと楽しめると思いますよ。
また、楽曲とマッチした世界観と、イラスト風にこだわったキャラクターたちも必見です。
シリーズのファンや原点回帰を望むプレイヤーさんたちだけでなく、より多くの方に楽しんでもらえる作品になっていると思います。
編集部としては、サウンドトラックも一緒に楽しんでほしいと思いました。
本日は、本当にありがとうございました!
ご応募いただいた方の中から抽選で5名の方に、山本美禰子さんと中河健さんのサイン入りチェキをプレゼントいたします☆
受付アドレス:

| 今回取材させて頂いたお2人直筆のサイン入りチェキです。 |
文:リス子
写真撮影:ica
お手伝い:HARU
| Copyright : | (C)GUST CO.,LTD. 2009 |
| Channel : | PS3 , RPG , 取材記事 , 新作情報 , 発売直前タイトル紹介 |
| TAG : | ガスト , ジギタリス , ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~ , 中河健 , 山本美禰子 |
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